量子コンピュータも手こずる解読困難な暗号が日本で開発か!?

暗号業界(?)を激震させるニュースが発表された。

それが、日経で下のとおり発表された、新たな暗号形式の発表である。
記事によると、”守りたい情報を特殊な数学の問題に置き換える”ような技術とのこと。

当然ながら具体的な技術の要諦はまだ発表されておらず、今後の動向が注目される。

この情報だけで判断すると、僕はそれなりに妥当性がありそうで非常に面白い、と思う。
降参は過言かもしれないけど、それこそ量子コンピュータに対抗できるかもしれない。

今までの暗号の多くは、RSAという(とても大きな)素因数分解を元にしたものだ。
その要諦は「コンピュータを利用したローラー作戦でも何万年もかかる計算量」である。

RSAとは、代表的な公開鍵暗号の1つである。
RSA暗号は、整数論の定理であるオイラーの定理と2つの素数を使って公開鍵暗号の仕掛けを実現しており、大きな数の素因数分解が困難であることを、安全性の根拠としている。

-RSAとは、RSA暗号とは(画像も同ページより引用)
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0401/01/news086.html

しかし、暗号とは突き詰めればビット、つまり大量の0と1の集まりなわけだ。

そこで登場した概念が量子コンピュータである。

量子コンピュータの大きな特徴は”量子ビット”だ。
ざっくり説明すると、これはビットの”0と1の両方”の状態を兼ね備えた、とても都合のいいビットのことである。
(これを量子論における”重ね合わせ”と表現することもある)

量子計算の情報単位。従来型ビットが「1か0か」「あれかこれか」なのに対し、「1であり0でもある」「あれでありこれでもある」こと。
物理状態の重ね合わせで体現される。

-量子ビット(コトバンク)
https://kotobank.jp/word/%E9%87%8F%E5%AD%90%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88-185745

0と1の両方を合わせ持ったビットを使ってるので、もはや暗号なぞ解くまでもない。
と表現すると、量子コンピュータの威力がわかりやすく伝わるだろう。

そう、量子コンピュータが完成すると、理論上はこの世のありとあらゆる暗号が破られ放題になってしまうのだ!
オーマイガー!

そこで困った日本の総務省は、この暗号は0と1の羅列に「暗号の一部秘匿」と「素因数分解でない問題の解決」という、新たな命題を量子コンピュータに与えたわけだ。

暗号を秘匿する方法が気になるが、これでは従来の量子コンピュータの概念だと解くのは大変ではなかろうか。
我々の生活に直接、しかも大きく関わる技術動向であり、今後の発展が期待される。

量子コンピューターも降参 解読困難な新暗号

<概要>
総務省所管の情報通信研究機構は次世代の超高速計算機の量子コンピューターでも解読が難しい新たな暗号技術を開発した。
守りたい情報を特殊な数学の問題に置き換える仕組みで、既存の通信網などの暗号技術を置き換えて使える。
次世代暗号技術の国際標準の候補に選ばれた。
あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の基盤となり、ネット取引などの機密性を保つのに役立つ。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO25412470W8A100C1MM0000/

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