ロボットはジェンガでは人間に全く勝てない…

昨今のロボット礼賛な風潮に待ったをかけるニュースだ。

筑波大学でのロボット研究において、多軸ロボットがジェンガで人間に完全敗北したとの実験結果が得られた。
ロボットはワードとして、人工知能RPAなどと並び『人手不足解消の切り札』的な捉え方をされていて、その威力に期待をしていた(特に製造業の)人々としては拍子抜けするような結果であろう。

ニュースを読む限りでは、ブロックを引き抜くのが難しいようで、ブロックを抜くときのあの”他のブロックがついてくるからヤバい”とか”コツコツ触って、ブロックは引き抜けるか判断する”感覚が、ロボットにとっては理解するのが難しいようだ。

筑波大学での取り組みでは、ブロックをつまむツメに3次元力覚センサー、手首に6次元(!)力覚センサーを装着して対策をしているとのことだが、それでもなかなか想うようには行かないようだ。

さて、僕はこのニュースで、ロボットやAIの話でよくある”人に取って代わる”話には、結構面白いオチがついて回るのではないか、と考えている。

それは、「手先の動きを再現する方が囲碁や将棋より遥かに難しいのに、置き換える対象人材の給料は真逆だ」ということだ。

つまり、AIで置き換え簡単な頭脳労働の方が高給で、実はブルーカラーよりホワイトカラーが先に淘汰されると考えられるんじゃないか?
当然ロボットのソフトや人工知能を開発する人もホワイトカラーなわけで、極論、彼らは自分自身の首を締めに行っているとも取れるだろう。

しかし、それでもロボット開発や人工知能の研究は止まらないだろう。
なぜなら、それらの開発は開発者の情熱や信念によって行われており、自分の給料がどうとか職がなくなるとか、そんなことはどうでもいいからである。

働けば働くほど、自分の立場が危うくなる。
これこそが働き方改革の本質の一つかもしれない。

ジェンガで人とロボットが勝負、1勝44敗で完敗したのはどっち?

<概要>
1勝44敗―。
多軸ロボットが人とジェンガの引き抜きで勝負した結果だ。
筑波大学システム情報系知能機能工学域の相山康道教授の研究室は、視覚と力覚を使って多軸ロボットでジェンガのブロックを引き抜く技術を開発した。
だが、人と勝負すると勝てない。
少しでも人に近づけるよう、日々研究を続けている。
https://newswitch.jp/p/11312

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