Appleが曲名の音声検索アプリ『Shazam』を買収する可能性が浮上

アプリ業界で、またもや大きなニュースだ。
本日、複数紙が報道したことから信憑性は高いと思われる。

ただ、Appleは、Siriでの曲名検索において、Shazamからの応答結果を既に用いている。

ここでのAppleの狙いとしては、短期的には、ShazamからAppleMusicに誘導する流れをシームレスにし、Spotifyなどの競合サービスに対し優位に立つことなどが考えられるだろう。

また、長期的には音楽に関するデータ(「人々がどんな音楽に興味を持っているのか」「どの広告やCMの曲が人気なのか」など)の収集を強化できるため、Appleの音楽への影響力がより強まると考えていいだろう。

収集した音楽データは、レコード会社はもちろん、TVや映画などの音楽担当者から動画作成に関わるクリエイターまで、自らの戦略を強化するために喉から手が出るほど欲しいもののはずだ。
iPodこそアップデートがされていないが、Appleは音楽への情熱を失っているわけでは決して無いのだ。

さて、今回もうひとつ気になる点は”AndroidスマホでShazamは使えなくなるのか?”と言うところだろう。

これは読みが非常に難しいところだ。
なぜなら、この場合のAppleとShazamの利益が、互いに相反するからである。

まず、Appleの立場で考えれば、わざわざコストを掛けてAndroid用のShazamアプリを継続サポートさせるメリットはほとんどない。
スマホの選択において明確な基準がなく、「ShazamがあるからiPhoneにしようかな」というAndroidユーザがいれば、そのユーザを囲い込むことだってできる。

しかし、Shazam的には多数のユーザを抱えるAndroidスマホからの検索データは引き続き収集したいはずだ。

量的な問題はもちろん、質的に考えてもAndoridユーザのデータを排除してしまえば、それは恣意的なデータになってしまい、いわゆる”データの完全性”が失われるからだ。
Appleに好意的なユーザの嗜好へ、データにバイアスがかかってしまうのである。

買収が成立するかはともかく、Appleの音楽への動向には今後も目が離せない。

Appleが曲名判別アプリのShazamを買収か?

<概要>
Appleは音楽サービスビジネスを強化するための独自の動きを見せている。
複数の情報源によれば、同社は程なくShazamを買収するらしい。
Shazamとはオーディオクリップを聞かせたり(広告の)ビジュアルの一部を見せることで、テレビ番組、映画、短いコマーシャルなどで流れている曲が何かを判定し、ユーザーがその対象にアクセスできるようにするアプリである。
ある情報源によれば、買収額は9桁(億ドル台)に達すると言われ、また他の情報源によれば、それは3億ポンド(4億100万どるドル)になると言われている。
http://jp.techcrunch.com/2017/12/09/2017-12-08-sources-apple-is-acquiring-music-recognition-app-shazam/

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