トイレが提供する価値はなぜ変わったのか?

さて、本日はトイレの利用状況をIoTでうんぬん、という旨のニュースである。

僕自身ここ最近、トイレの提供する”価値”が大きく変わってきたなぁ…と感じるので、このようなサービスが考案されるのも自然な流れである。

ちょっと前まで、トイレはただの”用を足すだけの場所”であったはずだ。
他にやることといえば、まぁ女性が化粧直しをしたり手を洗ったりするぐらいのことであったと思う。

しかし、現在ではトイレは見事に生まれ変わってきている。

私の住む関西でも、例えばグランフロント大阪のトイレは有名だ。
(もちろん入ったことはない)


-eoおでかけサイトより引用
http://eonet.jp/travel/sph/sp/toilet/

同じく大阪のLUCUAにあるリラクアも有名。


-時間セレブより引用
http://minimote.hateblo.jp/entry/lucua

調べてみたところ、都心だとルミネ池袋も有名らしい。


-可愛らしいパウダールーム 池袋ルミネ6F
http://syumatsuyumeguri.blog.fc2.com/blog-entry-280.html

この設備レベルであれば、がっつり化粧直しもできるし、男に入ってこられて女子トークに水を注されることもない。
いわば、彼女らのオアシスのような場所なのだ。

個室トイレに入場料もアリ

上記では出来る限り無料の例をもってきたが、この手のパウダールームでは有料のものも多い。
そりゃ当然のことだし、何なら都心の綺麗なトイレの個室には、男女関わらずエントリーフィー(入場料)があっても良いと思うんだよね。

人件費が高く、求められる綺麗さの水準も高いのに、田舎と同じ無料では環境の維持が難しい。
また、事業者にとって得られる直接的な対価がなければ、わざわざ綺麗にするインセンティブも働かないはずだ。

そして、トイレが綺麗であれば、施設へ訪れる女性客が間違いなく増える。
男性と比較して、女性は綺麗好きな傾向にあるというのもあるし、トイレに滞在する平均時間も長く、便器やトイレットペーパーなどの設備に触れる機会が多いはずだからだ。

重要なのは、”施設に若い女性が増えれば男性も集まる”ということである。
これは、メンズ連中が若い女性のことをすごく好きであることや、若い女性がSNSで何かをシェアする文化が色濃いからだ。

実感としても、カープ女子から広島カープの人気が爆発的に伸びたイメージがあるし、Instagramだって女性がメイン層であることからも納得できるのではないか。

それに、個室にトイレ目的で入らない層を締め出すことも可能だ。
トイレに寝に来たり、時間を潰すために座ってスマホをしに個室に閉じこもる人もいるだろう。

他には、女性トイレを拡張して男子トイレを縮小し、待ち時間を平等にするなども効果的ではないか。
我々は、サービスカネについてもっと真剣に考えるべきだ。

トイレの価値の変化

さて、ではそんな”トイレの価値”はなぜ大きく変わったのか?
僕は「女性の社会進出」が主な要因として挙げられるのではないか、と考えている。

まず、変化の中心がパウダールーム的であることから、この価値の変化が女性主体で起こっていることは言うまでもない。
そして、パウダルーム的価値が向上しているということは、外で化粧直しをするニーズが高まっているということにほかならない。

しかし、ちょっと待てよ。
これまでだって、女性も普通に外出していたじゃないか。

この疑問は外出数ではなく、外出時間で説明がつく。

先程僕は”化粧直し”という単語を使ったが、この化粧直しは時間に比例して回数が増える行為だ。
化粧直しは、季節や化粧品にもよるのだろうが、おそらく数時間おきに行われるのだろう。

つまり、化粧直しニーズの増大とは「外出の長時間化」である。

では、何が女性の外出を長時間化させているのか。
もう言うまでもないが、”仕事”だ。

今までの「外出→買い物やら食事などの用事→帰宅」であった女性の外出行動メカニズムが、「出勤→仕事→用事→帰宅」に変化したということである。
要するに、今までは直接行っていた買い物や飲み会や合コンに、仕事終わりに行くようになったのだ。

どうやら、女性の社会進出という変化に、サービスやインフラはまだ追いついていないようだ。
女性の社会活動がこれから活発化していくことは明白であり、そこに先行投資するのは事業発展の考えとしても合理的だ。

「女性が増えてから投資しよう」では、間に合わないのである。

「行ってガッカリ」を解消できる。トイレ、飲食店の空席情報の発信が変えるミライ

<概要>
仕事の合間にトイレに向かったのに、空いていなかったという経験、ありませんか?
「トイレが混んでいることがわかれば、もう少しデスクで作業を続けたのに」
「空いていると思って行ったから、体がそのモードで辛い」
IoTと人工知能の力を借りれば、もう二度とそんな辛く苦しい思いをしなくて済むかもしれません。
2016年6月、株式会社バカンは、トイレの空き情報をリアルタイムで発信するサービス「Throne(スローン)」の提供をはじめました。
トイレに立たなくとも、空き情報がたった1秒でわかるこのサービス。
その仕組みは、トイレの個室の壁に取り付けられたセンサーで人の有無を判別し、その情報がパソコンやスマートフォンに反映されるというもの。
わざわざトイレに行かなくても一目で空き情報がわかるとあって、そのユニークさが話題を呼び、2017年6月現在、導入する企業が増えています。
https://www.pr-table.com/vacan/stories/725

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