【野球】昨日(8月5日)のオリックス打線が超合理的だった件

タバコもロクに吸わないのに、ここ2日ほどタバコ記事を書いて少ししんどいので、目線を変えて別の記事を書いてみる。

珍しくスポーツ系の記事である。
実はこう見えても、僕は野球(観戦)がとても好きだ。

プロ野球球団としてはオヤジの影響でオリックス・バファローズを応援している。
どうやら、オヤジは子供の時に阪急ブレーブスの黄金期だったそうで、テレビを見て応援するようになったそうな。

ビジネスマンにとって貴重な空き時間を、野球に費やすのはあまり合理的ではないのだが、聞き流して見る程度にはバチは当たらないはずだ。

それに、プロ野球というスポーツはビジネス的にもテクノロジー的にも非常に興味深い
例えば、ワンプレーごとにプレイが止まるので、よりデータ的なアプローチを行いやすい。
それにメジャーリーグで行っているようなデータ解析などもあまりされておらず、まだまだデータサイエンスの伸び代があると考えられる。

さて、タイトルの打線について。
昨日の試合で発表されたオリックスのスタメンがなかなかいい感じで機能し、今日の試合でも同様のオーダーが組まれた。

そのオーダーがこちらである。

成績は本日開始時点でのものだ。

ご覧の通り、特筆すべきは打順の1、2番である。
1番にT-岡田、2番に吉田正尚と長距離砲が並んでいる。

あえて一般的な話をすれば、野球において1、2番はアベレージヒッターで足が早く、小技ができるバッターを置く例が多い。
しかし、僕はこの一般的なセオリーには反対だ。
そして、この一風変わったオーダーこそ、もっと野球界全体に浸透すべき考え方だと思う。

僕がそこまで言うのはなぜか。

理由は2つある。
思い込みの排除”と”出塁率”である。

まずは、野球全体を支配する”思い込み”について。
4番にホームランバッターを置くべき」とか「クローザーには中継ぎ投手で一番いいピッチャーを配置すべき」「ノーアウトのランナーはバントで送るべき」などといったものだ。

僕は、このような戦略を根拠も無く選択する人間を積極的にバカにしている。
ただの思い込みを根拠にするようなことは、絶対にあってはならないと思うからだ。

バント作戦を行うのは、1つアウトを献上して先の塁にランナーを進めて得られる得点期待値が、バッターをそのまま打たせる得点期待値上回ったときのはずである。
裏を返せば、何か根拠があれば、ホームランバッターを1、2番においてもかまわないのである。

戦略とは、戦いを略すことだ。
そして戦略とは、常に確率と選択の連続なのである。

続いて”出塁率”について。
出塁率は、打率と比較すると少しマイナーな指標だ。
しかし、僕は打率があまり正しく打者の攻撃力を表していないと考える。

なぜかというと、それは「野球における攻撃の本質」にある。
野球の攻撃を、最もシンプルに表現するとどうなるだろうか?

僕は「アウトにならないこと」だと思う。
理論上は、アウトにならなければ無限に得点が入るからだ。

その「アウトにならない具合」を表すのは、”出塁率”である。
もちろん、ヒットであればランナーも進むので打率も高いに越したことはないが、基本は出塁率ベースで打線を決めるべきだ。

.243。これは2013年に楽天イーグルスに入団したアンドリュー・ジョーンズのシーズン打率だ。
一昔前であれば、確実性の低い打者だと評価されてもおかしくない数字である。少なくとも「優良外国人」と見なされることはなかっただろう。
でも、多くの野球ファンは、ジョーンズに好意的だった。
楽天が優勝したというのも大きかったが、長打力、そして.391と高かった出塁率に目を向けて「優秀な打者だ」と評価する声がほとんどだった。
野球選手の評価の基準が変わってきたのだなと実感する。
-第1回 アスレチックスは、なぜ出塁率を重視したのか
http://bb-nippon.com/column/1215-data/8435-20140505no1sabr

つまり、ここで1番にT-岡田、2番に吉田正尚と高出塁率のバッターを並べるのは非常に合理的だ。
ひたすら出塁率の高いバッターを並べることで、全然アウトにならない打線を作ることができる。

そして、野球における攻撃は、それがすべてなのだ。
この一見奇抜なオーダーを監督には継続してもらいたい。

オリ、プロ初1番T-岡田&2番吉田正が連発!超攻撃的オーダーで札幌D初星

<概要>
オリックスの超攻撃的1、2番コンビが機能した。
和製TY砲が2者連続アーチを描き、連敗ストップに貢献。
プロ12年目で初の1番を任されたT-岡田はうなずいた。
「なんとかチャンスを広げて後ろにつなぐことを考えていた。直球をいい感触で捉えることができました」
見せ場は三回無死一塁から。
背番号「55」が21号先制2ランをかっ飛ばすと、初2番に座った吉田正も続き、2戦連続となる5号ソロを右翼席に突き刺した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170806-00000035-sanspo-base

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