【小市民】VALUへの批判について

イケダハヤト氏や堀江貴文氏がおすすめして、ネット界隈をざわざわさせているVALUというサービスについて。
これはなかなか面白い。
というか、遅かれ早かれこのようなサービスが出ることはわかっていたことなのだが、ついに来たか!という感じである。

-だれでも、株式会社のように、あなたの価値をトレード。
https://valu.is/

VALUは評価経済社会を体現するもののひとつで、個人の価値を浮き彫りにするものである。
投資はどうやらビットコインで行うようで、自分の応援したい個人(現在はいわゆるインフルエンサー層が多い)に対し投資を行うものだ。

ポイントは3つだ。

1.投資対象は個人であり、企業や組織ではない
2.投資先からの直接的なリターンは基本的に存在しない
  (リターンを用意する個人もいる)
3.インフラに仮想通貨(=ブロックチェーン)を利用する

少し難しく捉える人もいるだろうが、要するに”個人の株を発行し、売買できるサービス”ということになる。
今まで難しかった”個人評価”を、ついに市場原理に任せることができるようになったのだ。

プチ批判&プチ反論

さて、他の先進的なサービスの例に漏れず、このVALUもさっそく叩かれだしている。

私みたいな普通の一般人や投資家が投資したところでなんの利益もありません。
このランキングに入ってる人たちだけがお金儲けをして、さらに影響力を持ちたいというだけなのね…。
私みたいな一般ピープルにとっては、まあうまくいけばビットコインが増えるぐらい…増えるかもわかりません。
配当はありませんよ。
そして未来のビジョンが見えないインフルエンサーにさらに影響力をつけるぐらい…。
炎上をさせるようなインフルエンサーにさらに影響力なんてついてほしくないわけなんです。
-【やばい】VALUというサービスがやばいんです
http://mecchanikukyu.hatenablog.com/entry/2017/06/05/185628

まぁ、こういうのは昔からよくある話だ。
批判に対するポイントをいくつかあげて、ちょこちょこ反論してみよう。

Q1.一般人に利益がない!
A1.VAの売買で儲けられる。もっと言うと「なんで何もしてない一般人をわざわざ儲けさせないといけないの?」という話。
    個人に投資することで、金銭以外のメリットを享受できる可能性がある(後述)

Q2.怪しい!詐欺!
A2.基幹インフラにブロックチェーンを利用(そのためにビットコインを介している)していて、現在インターネットで金銭をやり取りする場合は最も安全な形である。たぶん勉強不足なんだろう。

Q3.インフルエンサーが気に食わない。ただの炎上商法、知名度バブルである。
A3.前者は感情論なので無視。後者は仮に炎上商法や知名度バブルであれば、長期的に見て市場原理で適正な価格に調整される。

Q4.格差が広がる!
A4.そもそも「なぜ格差がいけないのか?」という話である。貧困を生むなら話は別だが、自由市場で格差が発生するのは当然であり、気に食わないなら市場原理にさらされていない仕組みを利用すれば良い。

インフルエンサーが儲けるのが気に食わないあなたへ

VALUに展開されている批判を見てみると、仕組み以前に、ぶっちゃけインフルエンサー層が好きになれないという部分が結構大きいんじゃないかと考える。

つまるところ、「普段何してんのか良く分からんヤツらに、これ以上富が集中するのはたまらん」という話だ。

では、ここで少し思考実験をしてみよう。
これが、「インフルエンサーだけでなく、一般ピーポーにも利益がガンガン配分される仕組み」、つまり君たちにも小金が転がり込んできた場合だ。

君たちは、そのお金を使って何をするだろうか?
せいぜい高級飲食店で職場の愚痴をこぼしたり、いつもより良いカバンや靴を買ったり、海外旅行に行って、少し家賃の高い家に引っ越して北欧系の家具を買って、余りはいつものメガバンクの貯金口座に入れとくぐらいのことだろう?

はっきり言うが、そんなことに使われるぐらいなら、一部のイケてる人に富を集中させたほうがマシだ。
堀江氏やイケダハヤト氏は、何もお金を手に入れて「イッヒッヒw」と貯蓄しているわけではない。

堀江氏なら宇宙事業やバイオ・医療ベンチャーにガンガン投資し、普及に力を入れている。
イケダハヤト氏は、高知の山奥で新しい価値観で動くコミュニティを作り上げたり、ロボット投資アドバイザーやソーシャルレンディングなどの新しい仕組みに着手し、自ら人柱となってノウハウをブログで共有している。

消費行動は人の勝手なので、何も君たちのお金の使い方が低俗だなどと言うつもりはない。
ただ、評価経済社会で問われているのは、「どちらの消費に価値があり、評価されているのか?」ということだ。
これは、信用の集まり方(=お金やフォロワー)を見れば分かってくるはずだ。
みんな、彼らの経済活動に賛同して集まり、お金を投資しているのである

自称”一般人は、もっとお金や価値・信用に関してもっと考えるべきではないだろうか?

これからの時代を生きるあなたには、「お金」ではなく、自らの「信用」に投資することが求められている。
ほんとうに困ったとき、人生の崖っぷちに追い込まれたとき、失敗してゼロに戻ったとき、あなたを救ってくれるのはお金ではなく、信用なのだ。
-堀江貴文著『ゼロ』より引用

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