日本には「熱意ある社員」は6%のみで、世界132位と最下位クラス…

少し残念なニュースが、インターネットを沸かせている。
日本には、熱意のある社員が極めて少ない、というニュースだ。

調査対象は139社で日本は132位だから、世界最下位クラスといって差し支えないだろう。
データそのものをみても、アメリカの32%と比較しても6%とかなり低い。

調査方法や統計の組み方が少し不明瞭だが、個人的にはこの6%という数字や世界132位という水準に対してあまり違和感を感じない
「まぁ、そんなもんか」といった印象だ。

ちなみに、調査を行ったのはアメリカのギャラップという企業で、世論調査や選挙予測にとても強い会社だ。
強いどころか、この手の調査モノなら世界トップクラスの信用・実績を誇っている。

G.H.ギャラップが 1935年に設立したアメリカ世論調査研究所が行なっている世論調査。
科学的な方法論 (統計学的な確率論) による標本抽出 (回答者の選出) ならびに面接法による調査によって世論調査が精度の高いものであることを,全米および世界に知らせた功績があり,現在も民間の世論調査会社の調査としてはギャラップ調査がアメリカで最も信頼性が高い。
36年の大統領選挙で,それまで大統領選挙の予測で権威のあったリタラシー・ダイジェストの予測が大幅にはずれたときに,正確に F.D.ルーズベルトの当選を予測して一躍有名になった。
現在も大統領選挙の予測をはじめとしてアメリカでの各種世論調査を頻繁に実施しており,ギャラップ・インターナショナルという 50ヵ国におよぶ世論調査会社が加盟するネットワークも形成している。
-コトバンク『ギャラップ調査』より引用
https://kotobank.jp/word/%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E8%AA%BF%E6%9F%BB-51847

とりあえず、この調査は、統計学的・科学的アプローチに裏付けをされたものであり、少なくとも、どこの馬の骨とも分からない胡散臭い会社の胡散臭いアンケートではないということが伝われば、それで良い。

これについて、Twitterのトレンド検索をしてもらうと、普段嫌々仕事をしているかわいそうな人達の、考察まがいのツイートを見ることができる。
まぁ、僕もあまり偉そうなことは言えないのだが…

目につく意見としては、「給料が安いから熱意がでない」とか「残業が多くてしんどい」とか、そんな感じのものだ。

まず給料が安いという点だが、これは順序が逆じゃないかと思うわけだ。
やる気もなくボケっとして、ろくに対価も生み出していないのに給料なんか上がるわけないじゃん。
給料の原資は企業の利益なわけであって、それがないと話にならないのである。

ニュースで「給料が下がった」と嘆いていた東芝社員も居たし、どうもこの国には、給料やらボーナスが天から自分の口座に降ってくるものだと考えている輩が一定数いるようだ。

これじゃ、搾取しているのは企業側か労働者側かよくわからない。
こういうのを”ブラック人材”というのだろうか。

というか、世界的に見れば日本って賃金高いはずだが…
みんな雰囲気で車とか家とか買ったりしてるから足りないんじゃないか?
結婚もなんとなくノリでしちゃったりとか、そのまま子供産んじゃったり。

そして、「残業が多いからしんどくて熱意が出ない」というのも、少しズレた議論である。
なぜなら、労働時間と熱意に相関が無いからだ。

最近では、有名YouTuberヒカキン氏の超ハードスケジュールが話題となった。

人気ユーチューバーのヒカキンさんが4月29日、自身の仕事風景を公開し、話題を呼んでいる。
徹夜明けでも「今日は青鬼2の校長編のリリース日なので」
動画は、午前2時48分から次の日の午前2時48分まで丸一日を追ったもの。当日はテレビ生出演のために朝5時半にスタジオ入りしなければならず、「寝坊で遅刻したら終わるので」と仮眠を1時間だけとって徹夜を決めたそうだ。
ここから怒涛の1日が始まる。
午前4時までに動画を1本編集。朝食を摂り、5時に家を出てテレビに出演し8時半に帰宅すると、洗濯やゴミ出しなどの家事を遂行する。
正午から2本目の動画撮影・編集・公開を終えた時点で時刻は17時55分を回っていた。
-ヒカキンの過酷生活にネット唖然 ほぼ不眠状態で1日5本動画制作「ハードすぎる」の声
https://news.nifty.com/article/economy/business/12117-6192/

では、ヒカキン氏に熱意は全然ないのだろうか。
むしろその逆で、熱意の塊のような人間であることは言うまでもない。

根本となる問題は、労働時間の長さではなく、つまらない仕事を嫌々やっているということではないだろうか。
みんな、家に帰ったらテレビのくだらないバラエティ番組やスマホで2ちゃんねるのまとめサイトは何時間でも見るのにねぇ…

そもそもの話、「そんなに嫌なら辞めればいいじゃん」という、単純かつ最適なソリューションがいくらでも転がっているのだが、それを言っても馬の耳に念仏なのだろう。

もしかすると、「物事を考えることのできない人に対して、まともな話をする」ということは、「『痩せたい』が口癖の女子大生に『食事制限をして運動をすれば痩せるよ!』」と助言したり、「9月までノー勉な浪人生に『今日から1日16時間勉強すれば志望校に合格するよ!』」とアドバイスをするくらい、意味もセンスも無い行為なのかもしれない。

「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査

<概要>
世論調査や人材コンサルティングを手掛ける米ギャラップが世界各国の企業を対象に実施した従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)調査によると、日本は「熱意あふれる社員」の割合が6%しかないことが分かった。
米国の32%と比べて大幅に低く、調査した139カ国中132位と最下位クラスだった。
企業内に諸問題を生む「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は24%、「やる気のない社員」は70%に達した。
かつて「会社人間」と言われた日本の会社員は勤務先への帰属意識を徐々に無くしてきた。
それでも仕事への熱意がなぜここまで低下したのか。どうすれば改善するのか。
来日したギャラップのジム・クリフトン会長兼最高経営責任者(CEO)に聞いた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO16873820W7A520C1TJ1000/

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