スマホ証券One Tap BUYがさらなる資金調達(15億)

お、YouTubeのホリエモンチャンネルでゲストで出てた林氏の手掛ける「One Tap Buy」ですな。
すごく調子いいみたいですねぇ。

動画でも言及されてますが、法律ワンタップでの株式購入は認められていないようで、アプリ名に反して購入には3タップ必要なんだそう。笑
なぜかというと、「最低3タップ」と法律で規制されてるみたいですね。
勉強になります。

さて、話をアプリに戻します。

このアプリのいいところは2つある。
見た目も使い勝手もシンプルなところと、少額でも株式投資が可能なところだ。
(実際に決済したことないけど。すいません。笑)

シンプルであり続けること

今時、アプリケーションの操作がシンプルなことは、もはや必須条件である。
なぜなら、スマートフォンは画面が狭いから表示できる情報に限りがある上、「タップする」という性質上、細かい操作に不向きだからだ。

PCには「カーソル」があり、リンクやボタンの上にカーソルを合わせると、色が変わったり指のポインタに変わったりして、「次の動きや先のページ」をあらかじめ教えてくれる。
(これをIT用語で”ロールオーバー”という)

しかし、スマートフォンにはそれがない
まとめサイトなんかでリンクをタップしようとして、全く興味のない広告をタップしてしまったことはないだろうか?
情報を詰め込み、シンプルさを欠いた設計では、そんな動きが多くなってしまい、ユーザーを「もう使わなくていいや」って気持ちにさせてしまう。

その辺りは、僕みたいな未熟者でない、ちゃんとしたエンジニアの方がしっかりと例まで作って考察してくれてます。

顧客や上司、ユーザーの場当たりな要望に対応しつづけると、どんなアプリもゴミアプリになる。
たとえそれが理にかなった要望であっても。

なぜなら面積の限られたスマホでは「一画面の機能数とボタン数」が、使い易さと品質に深くリンクしているからです。

-スマホUI考(番外編) 顧客やユーザーの要望に全て対応すると、アプリは99%破綻する
http://fladdict.net/blog/2013/08/client-user-request.html

先ほども述べた通り、One Tap Buyは3タップで取引を実行している。
法律上これ以上ないほど操作を簡単にし、ユーザーの要望を満たしている。

この点で、One Tap Buyはシンプルさに優れていると言っていいんじゃないかと。
どうかこのシンプルさを、いつまでも維持していただきたい。

少額での株式投資

もう一つの特徴、「少額投資」について。

株にはあまり詳しくないのだが、現状の日本の株式市場は参加に際し大きな金額が必要になる。
単元株”なんかの概念がそれにあたるようだ。
1株からでは買えず、1000株からしか買えなかったり、1株から購入できても、それが非常に高価な場合もある。

要するに「金持ち以外は株ができない」という状態だということだ。
これでは市場の意味がない。

資本主義に対する批判に「資本主義を形成する市場が、そもそも自由でない」というものがあるが、この株式市場の状態を切り取って見れば、あながち間違いではない。

これに対して、過去には堀江貴文氏2009年(!)に株式を多数分割、小分けにして発行し、(少なくとも自社の株については)誰でも自由に売買できるような仕組みを目指していたようだ。

私はこの素晴らしいネット証券の仕組みを最大限に活用してすべての人が株式取引に参加できる仕掛けを作ろうと思ったのだ。
それはなにか。株式の取得単価を大きく下げることである。
私は自社の株式を上場させて、株式市場のことを勉強した。
そこで知ったのは驚くべき事実であった。
多くの企業の株は数十万から100万円を超えるような額でないと取得できないのだ。
つまり、庶民には株式はやってはいけないものだったのだ。

(中略)単価を下げることにより市場での流動性が高まる。
だから、参加者も増える。ライブドア株が当時人気になったのは、こうしたことを他社に先駆けてやったからだ。
一日に1株も出来高がない会社は特にJASDAQなんかにはゴロゴロしていた。
そんな株が上場株式と呼べるのか?
株式市場は一部の金持ちのものではない。みんなの公共財なのだ。

-堀江貴文氏 「ちょうどよかったので株式100分割について語ろう」
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10229167033.html

この時代に、しかも上場企業の株式について初めて勉強した(と思われる)堀江氏が、この一つの答えにたどり着いていた、というのは、まさにおそるべし才覚である。
(この堀江氏の過去のアメブロは、非常に貴重な意見の集まりだと思うので、巡回することをお勧めする。笑)

少し話が逸れたが、要するに、株式の少額投資は”市場への参加者を増やす”という点で、非常に意味のあるものだ。
比較的利用する年代が若いスマホのユーザーが、今まで見向きもしなかった株の取引に参加することは、特に重要なものだ。
One Tap Buyは、今後その役割を担う可能性がある。

最後に

スマホが電話を再発明して久しいけど、今はスマホがありとあらゆるものを再発明していて、One Tap Buyはまさに株取引を再発明しようとしている。
(もちろん、世界中に似たようなサービスがあるんだろうけど)

スマホによる再発明は、「ソフト(サービス)が主導」「物事をシンプルにする」「誰でもアクセス可能になる」というものが本質であることが多い、と考えている。

これからはありとあらゆるものが、びっくりするぐらい簡単になる。

一見「3タップで株買って大丈夫!?」とか思っちゃくかもしれない、
ていうか、もしかしたらそういう詐欺も実際にあったりするのかもしれないが…笑

物事が簡単になるということは、人間が考える余地が増えることだ。
そういう意味でも、今後必要なのは「自分の頭で考える」ことだと、つくづく思わされる。

スマホ証券One Tap BUYが新たに15億円を調達、みずほ証券も出資

<概要>
3タップで株取引ができるアプリを開発するOne Tap BUYは、本日総額15億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。
引受先には既存投資家のみずほキャピタル、 モバイル・インターネットキャピタル、ソフトバンク、そして新たにみずほ証券が加わった。

One Tap BUYは有名ブランドや優良企業の株式を1000円単位で簡単に取引できるアプリだ。
One Tap BUYは2015年のTechCrunch Tokyoのスタートアップバトルに出場し、審査員特別賞とAWS賞を獲得している。
クローズドベータ期間を経て、2016年6月に正式ローンチした。現在までのアプリダウンロード数は15 万件を超えたそうだ。
20代から30代の年齢層が多く、全利用者の7割が投資未経験者という。

One Tap BUYは2013年10月に設立し、2016年7月にソフトバンクから10億円の調達を実施している。
今回の調達を合わせると累計調達額は25億円以上となる。
金額まで確認できなかったが、サイトの出資先を見るとDBJキャピタル、三生キャピタルなどの名前も並んでいるので、実際はもう少し調達しているだろう。

http://jp.techcrunch.com/2017/02/14/one-tap-buy-raises-1-5-billion-yen/

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