「シリコンバレー発 アルゴリズム革命の衝撃」読んでみた!

最近読書がはかどるねぇ。

ってことで、「シリコンバレー発 アルゴリズム革命の衝撃」読んでみたよ。

最初に注意しないといけないのは、「アルゴリズム革命の衝撃」とあるが、技術的な内容にはあまり深く言及していない点。

テクノロジの説明するというよりは、シリコンバレーの「力の源泉」を、Fintech・IoT・クラウド・人工知能といった「バズワード(流行り言葉)」を紐解きながら伝える本だったなー、という感じ。

それぞれのワードをしっかり勉強している人からすれば、少し物足りないかもしれないが、世界中の国が真似したがるシリコンバレーの仕組みを少しでも学びたい人は必読やね。

僕が感じたシリコンバレーの強さ

  • 循環をキモとした流動的な人的リソース
  • スピード感あふれる資金調達システム

この2つが大きいんだなぁ、と。

豊富なヒューマンリソース

人がすごいね、やっぱ。

しかもそれらは循環するネットワークの中にある。

例えば、Paypal社イーロン・マスクピーター・ティールを輩出し、後々のビジネスに大きな影響を与えている。

そうして稼ぎまくる輩が大勢出てくるうちに、シリコンバレーの家賃は高騰する。
必然と、成功者以外は出て行く仕組みになる。

そうすると、シリコンバレーの環境はより研ぎ澄まされたものになって行く。

例えば、弁護士や会計士はストックオプションという名の「出世払い」を受け付けるようになる。
すると、会計士や弁護士も全力で企業をバックアップする。

理由は簡単、自分の成果に直結するからである。

こういったことが、シリコンバレーの各所で起こっているのである。

強力な資金調達システム

シリコンバレーを支える資金調達の仕組みは、大きく分けて2つ。

  • ベンチャーキャピタル(VC)
  • エンジェル投資家

両者とも、投資額や大量の会社に投資するスタイルは基本的に変わらない。
違うのは「企業」か「人」かだ。

ベンチャーキャピタルは企業だから、成果を求められる。
彼らにとっての成果は、もちろん「投資の回収」。

そして、ベンチャー企業への投資を回収する手段は、つまるところ2つしかない。

  • 株式公開(IPO)/li>
  • 企業買収(バイアウト)

これらを、2〜3年という短いサイクルで回し、資金を回収する。

そんなレベルのスピード感を、ベンチャー自身だけでなく、投資機関も持っているというわけ。
そりゃ世界がどんどん変わっていくわけだ。

一方、エンジェル投資家はかつて同じ仕組みで儲けた先輩方であることが多い。

彼らは資金を回収する以上に、自分の知的刺激や世界の変革を期待している。
言ってみれば「道楽」だ。

そんな道楽が、実際に世界を変えているんだ。

ワケのわからない別荘や意味のない高級車を乗り回すより、よほど正常じゃないか?

最後に

本の感想をわ〜っと書いちゃいました。

とにかく、このスピード感に、日本もそれから皆もついていかないといけない。

みんなの知らないところで、どんどん世界が塗り替えられていくのを傍観するのはもったいないんじゃない?

今後もシリコンバレーは目が離せません!

シリコンバレー発 アルゴリズム革命の衝撃 Fintech,IoT,Cloud Computing,AI、 アメリカで起きていること、これから日本で起こること

<概要>
ここまで変わる、人間と機械の近未来!

アルゴリズム革命とは人間のあらゆる活動が計測され、ソフトウェア・アルゴリズムで表現されることにより、機械と人間活動のハイブリッド化や、完全自動化に進む流れのこと。

その背景には飛躍的に向上し、かつ安価に使える情報処理能力(クラウドコンピューティング)があり、これから人工知能によって革命は加速する。

この革命にうまく乗れるかどうかが、今後のビジネスの成否を分けると考えられる。

<著者>
櫛田健児
スタンフォード大学アジア太平洋研究所リサーチアソシエート。
Stanford Silicon Valley‐New Japan Projectプロジェクトリーダー。
キヤノングローバル戦略研究所インターナショナル・リサーチ・フェロー。

東京のインターナショナルスクールを経てスタンフォード大学で経済学と東アジア研究を専攻、カリフォルニア大学バークレー校で政治学博士を取得後、現職に就く。
情報通信(IT)のイノベーションやシリコンバレーの経済エコシステム、クラウドコンピューティングや政治経済、日本のITガラパゴス化現象などを中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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