将来、オリンピックとパラリンピックの人気が逆転する?というお話

ちきりん氏っぽいタイトルで書いてみました。
NewsPicksにてオススメされていた「スーパーヒューマン誕生! ―人間はSFを超える」なる本を読んで、考えたことを書いていきます。
(本の概要は下部にあります。)

タイトルの2つのオリンピックの”逆転”について。
このように考えるのには、3つ理由があります。

<1>義足や義手(=義肢)の技術や、それに対する考え方が変化した

 ★技術が発展し、人間離れしたパフォーマンスが可能に
  ・バイオニック・ブーツ:ダチョウの脚をモチーフにした義足で、時速40kmで走ることが出来る。

  ・ハックルベリー(イクシー社):筋肉の活動電位を感知し、動くように設計されている。

 ★義肢に対する考え方
  ・従来の義肢は「無いものをどう補うか」ということを目的に作られていた。
   なので、義肢は人間の手足に似せるデザインであった。
  (この考え方を「補綴[ほてつ]」というらしい。)

  ・義肢であることを隠さず、ファッショナブルに扱おうとする向きが出てきた。
  (例えば、イクシー社の「ハックルベリー」は、人間の手足に似せないデザインの義手である。)
  

<2>パラリンピック本来の意義が変わろうとしている

 ★”身体の不自由な人でもスポーツを競い合う”というパラリンピックの意義が薄れている
  (=健常者と変わらないパフォーマンスを見せる選手が次々現れた。)
  ・走り幅跳びのレーム選手(独)は、オリンピックの選考基準を満たすレベルに到達している。

  ・ピストリウス選手(南アフリカ)は、陸上男子400mで、オリンピック・パラリンピックの両方に出場。

<3>社会全体の、障がい者スポーツに対する考えが成熟しつつある

 ★現状のパラリンピックのあり方に疑問の声が上がっている
  ・障がい者を健常者と同様に扱う、という社会的要請から少しズレている。

  ・障がい者からも、パラリンピックに疑問を感じる声がある。
   (例えば、乙武氏は「パラリンピックを無くしたい」と声を上げている。)

こういった要素があって、最新技術を駆使した「次世代パラリンピック」の方が、
人気が出るんじゃないか?と思ってます。

爆速で駆け抜ける陸上選手や、ジャンプブーツで空高く翻る高跳び選手なんか、見てて絶対面白いと思う。

さらに、センサーやカメラを装着すれば、VRでライブ感覚で体験が出来たり、様々な目線で視聴が出来る。
義肢を利用すれば、色々な処理が出来る可能性もある。

もちろん、フツーの競技もそれはそれで残っていくと思いますが、エンターテイメント的に捉えれば、面白いのって「次世代パラリンピック」じゃないかなぁ?

以上、駄文失礼しました。

(画像及び概要はAmazonの商品ページより引用しております。)

スーパーヒューマン誕生! ―人間はSFを超える (NHK出版新書 480)

<概要>
人類はついにSFの想像力を超えた!

拡張する身体、サイボーグ化する人間、分身ロボット……未来は希望か、絶望か。
人間の身体観が更新するとき、はじめて情報化社会は完成するだろう。
「人間拡張工学」の最前線で研究する著者が、SF作品に登場する設定やシーンを切り口に、「スーパーヒューマン」の登場を鮮やかに描き出す!

<著者>
稲見 昌彦
1972年、東京都生まれ。東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻教授。博士(工学)。
東京大学助手、電気通信大学教授、マサチューセッツ工科大学客員科学者、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授等を経て2015年11月より現職。
専門は人間拡張工学、自在化技術、エンタテインメント工学。
光学迷彩、触覚拡張装置、動体視力増強装置など、人の感覚・知覚に関わるデバイスを各種開発。
超人スポーツ協会の共同代表を務める

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